小泉構文メーカーをリリース - 2ヶ月で1万回利用された政治系AIツール
はじめに
「雪が積もるって事は、雪が降っているって事なんですよ」
「今のままではいけないと思っています。だからこそ日本は今のままではいけないと思っている」
小泉進次郎氏の独特な論理展開、通称「小泉構文」を誰でも簡単に生成できるWebツール「小泉構文メーカー」をリリースしました。AIという最先端技術を使って、日本語の面白さと政治的レトリックの構造を楽しく体験できるサービスです。
2025年5月22日のリリースから約2ヶ月で、利用回数が13,000回を突破し、多くの方にご利用いただいています(2025年7月31日14時30分時点)。

本記事では、このサービスの機能や開発背景、そして予想以上の反響について詳しくご紹介します。
この記事で分かること
- 小泉構文メーカーの基本機能と使い方
- AIを活用した自然な小泉構文生成の仕組み
- サービス開発の背景と社会風刺としての意図
- 2ヶ月で1万回突破の反響と今後の運営方針
動作環境・使用技術
- フロントエンド: HTML5, CSS3, JavaScript
- AI API: Google Gemini API
- バックエンド: WordPress (Ajax処理)
- レスポンシブデザイン対応
サービス概要

基本機能
小泉構文メーカーは、ユーザーが入力した任意の文章を「小泉構文」に変換するWebツールです。単純なテンプレート置換ではなく、Google Gemini APIを活用してコンテキストを理解した自然な小泉構文を生成します。
例えば「お腹が空いた」と入力すると、「お腹が空いているということは、つまり空腹だということなんです。これは意外に知られていない事実ですが、空腹の時というのは、お腹が空いている状態なんですね」といった具合に、トートロジー(同語反復)を用いた独特な表現に変換されます。
特徴・メリット
サービスの最大の特徴は、AIの自然言語処理能力を活用することで、入力内容に応じた適切な文脈での小泉構文を生成できる点です。機械的な置き換えではなく、元の文章の意味を理解した上で、小泉氏特有の論理展開パターンを適用します。
また、完全無料で利用でき、会員登録等も不要です。スマートフォンからでも快適に利用できるレスポンシブデザインを採用し、生成された構文はSNSで簡単にシェアできる機能も搭載しています。
使い方・利用方法

基本的な使い方
使い方は非常にシンプルです。サイトにアクセスし、テキストエリアに変換したい文章を入力して「小泉構文を生成する」ボタンをクリックするだけです。数秒でAIが処理を行い、小泉構文が表示されます。
便利な例文ボタンも用意しており、「今日は雨が降っている」「お腹が空いた」「明日は会議がある」などの日常的な文章をワンクリックで入力できます。初めて利用する方でも、すぐに小泉構文の世界を体験できるよう配慮しています。
活用シーン
エンターテイメントとしては、SNSでのネタ投稿や友人との会話のスパイスとして活用できます。予想以上に多くの方が、日常会話の面白い変換として楽しんでいただいています。
意外な実用性もあり、会議で時間を稼ぎたいときや、何か発言したいけれど内容が思い浮かばないとき、哲学的に聞こえる発言をしたいときなどにも活用できます。
開発背景・コンセプト

なぜ作ったのか
このサービスは、単なるジョークツールを超えた社会風刺的な意図を持って開発しました。「何かを言っているようで何も言っていない」という現代社会の言葉の在り方を、最新のAI技術で表現することで、コミュニケーションの本質について考えるきっかけを提供したいと考えています。
開発のきっかけは、先行して制作していた「政治家言い訳メーカー」からの着想でした。政治家の様々な言い訳パターンを研究する中で、小泉進次郎氏特有のトートロジー(同語反復)の魅力に気づき、これを特化したサービスとして独立させることにしました。
また、AIという最先端技術を「無駄遣い」することで、技術の可能性と限界を楽しく探求する実験的な側面もあります。真面目な用途ではないからこそ見えてくる、AIの創造性や言語理解の特徴があると考えています。
工夫したポイント
最も重要な工夫は、ユーザーがシンプルに小泉構文を楽しめることを最優先に考えた点です。当初は政治家言い訳メーカーのように複数のスタイルや政治家タイプから選択できる形式を検討しましたが、「小泉構文」という明確なコンセプトがあるため、選択肢をなくしてシンプルに一つの結果が返ってくる仕様にしました。いちいち選択するのは大変だという判断から、より直感的で使いやすい設計を採用しています。
ユーザビリティの面では、「桜が咲いている」「今日は雨が降っている」などの例文ボタンを用意し、ワンクリックでテキストエリアに自動入力される機能を実装しました。初めて利用する方でも、すぐに小泉構文の世界を体験できるよう配慮しています。
技術面では、Google Gemini APIを選定した理由として、無料枠が非常に充実している点が決め手となりました。記事執筆時点(2025年7月31日14時30分)では、gemini-2.0-flash-liteで1日200リクエスト、gemini-2.0-flashで1日200リクエスト、gemini-1.5-flashで1日50リクエストと、合計で1日450リクエストまで利用可能です。複数のモデルでフォールバック機能を実装することで、安定したサービス提供を実現しています。

現在は1日100〜200人程度のユーザーにご利用いただいており、人気の高まりによりAPI制限に達することが増えました。そのため「たくさんのご利用ありがとうございます!無料のAIサービスには1日の利用制限があるため、制限に達した場合は数時間後に再度お試しください」という注意書きを表示し、ユーザーに状況を分かりやすく伝えています。
利用実績と反響について

2ヶ月で1万回突破の成果
リリースから約2ヶ月で利用回数が13,000回を突破し、Webサービスとしては非常に高い利用率を記録しています。1万回を超える利用実績は、個人開発のWebサービスとしては画期的な成果だと考えています。
現在は1日あたり100〜200人程度のユーザーが継続的に利用しており、安定した人気を保っています。特に印象的なのは、リピーターの多さです。一度利用した方が友人に紹介したり、様々な文章で試したりと、継続的に楽しんでいただいている様子が伺えます。
ユーザーからの反響
XなどのSNSでサービスを共有してくださる方も多く、「思ったよりも精度が高い」という評価をいただいています。単純なテンプレート置換ではなく、AIが文脈を理解して自然な小泉構文を生成している点が評価されているようです。
SEO効果と検索順位
「小泉構文メーカー」というキーワードでGoogle検索1位を獲得し、サービス認知度の向上に大きく貢献しています。これにより、自然検索からの新規ユーザー獲得が継続的に行われています。
今後の運営方針
現在は完全無料でサービスを提供していますが、利用者数の増加に伴い、運営コストの課題も生じています。今後の方針として、一人当たりの使用回数制限の導入や、API利用料の有料化なども検討していますが、当面は無料での提供を継続する予定です。
技術的な安定性向上のため、より効率的なAPI利用方法の研究や、サーバー負荷分散の仕組みづくりも進めています。
まとめ
小泉構文メーカーは、AIという最新技術を使って日本語の面白さと政治的レトリックの構造を体験できる社会風刺サービスです。2ヶ月で1万回を超える利用実績は、多くの方に愛されているサービスである証拠だと自負しています。
トートロジーという修辞技法の面白さを通じて、日本語の奥深さや現代社会のコミュニケーションについて、笑いながら考えるきっかけを提供できれば幸いです。今後もより多くの方に楽しんでいただけるよう、サービスの改善と安定運営に努めてまいります。
サービスはこちら
免責事項
本ツールはエンターテイメント・パロディ目的で作成されたジェネレーターです。生成される内容は架空のものであり、実在の人物・団体・組織とは一切関係ありません。本ツールの使用により生じた損害について、制作者は一切の責任を負いません。生成されたコンテンツの二次利用には十分ご注意ください。本ツールはAPIの仕様変更により予告なく動作が停止する場合があります。
投稿者プロフィール

- ホネグミ代表 エンジニア×マーケター
- 応用情報技術者/簿記2級
明治政経→UNIQLO1年→武田塾講師7年→IT系の会社役員4年→独立4年目。
中学生でネットビジネスを始め、大学時代に起業。
クライアントの「こうしたい」をITと経営の両視点から形にしています。
最近はAIをムダに使って、なんの役にも立たない社会風刺的なサービスも開発しています。